あなたは国際線で海外に行くときに
「空港には出発の何時間前に到着すればいいの?」
「ギリギリ間に合う空港到着時間ってどのくらい?」
このようなことを思ったことはありませんか?
空港に早く着きすぎて時間をもてあましたり、逆に余裕をもって空港に着いたはずなのに、手続きをしていたら、意外と時間がなくて焦ったり・・・いろいろな経験があるかもしれません。
国際線は国内線に比べ、空港での手続きが多く、空港のターミナルも広いのでなにかと時間がかかります。
そこで今回は、元CAとして6年間乗務し、国際空港で働いた経験もある「あい」が
- 国際線のオススメ空港到着時間
- 国際線に乗るための空港での手続きの流れ
- 間に合いそうにない場合の対処法
など、国際線がはじめての方でもわかりやすいよう、手続きの流れに沿ってくわしく丁寧に説明していきます。
この記事を最後まで読めば、旅行当日はチェックイン時間等に悩まされることなく、安心して空港に向かえるはずです!
それではさっそく、おすすめの空港到着時間から紹介していきましょう(^^)
目次
おすすめの空港到着時間
まず結論からいいますと、国際線に乗る時のおすすめの空港到着時間は「3時間前」です。
ただいろいろな方がいますので、まずは時間別にカンタンにご紹介します。
- 『出発の3時間前』
国際線初心者、空港で両替などやるコトがある方、買い物を楽しみたい方 →焦らず余裕をもって行動したい方におすすめです。
- 『出発の2時間前』
一般的に旅行会社や航空会社が推奨している時間 →国際線経験者であれば基本的にこの時間で問題ありません。
- 『出発の1時間半前』
仕事などの都合で時間に余裕がない方、早朝便ご利用の方 →あまりおすすめできませんが、ギリギリ間に合う時間です。Webチェックインは、なるべく事前に済ませておきましょう!
そもそも国際線に乗る場合は、なぜ何時間も前に空港に行かなければならないのか、疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、以下のような理由で、国際線はなにかと時間がかかってしまいます。
- 国内線よりも、搭乗手続きの締め切り時間が早い
- 荷物を預ける方が多く、1人ひとりの手続きにも時間がかかるため、チェックインカウンターでは長い列をつくることが多々ある(とくにエコノミークラスの場合)
- 出国審査など、国内線より空港での手続きが多い
- 空港ターミナルが広い
国際線がはじめての方には想像がつきにくいかもしれませんが、のちほど手続きの流れについてじっくり説明していきますので安心してくださいね(^^)
チェックインカウンターの長い列に並ぶこと、また、空港へ向かうバスや電車が遅れるといった予期せぬトラブルなども考慮したうえで、時間に余裕をもって空港へ向かうことをおすすめします。
また、国際線ターミナルは食事やショッピングが楽しめる場所も多いので、時間に余裕がある方はぜひ早めに空港に行き、エンジョイしてくださいね!
航空会社別の国際線チェックイン締め切り時間
国際線の搭乗手続き(チェックイン)の締め切り時間は、『大体60分前』に設定されていることが多いですが、航空会社や空港、また行き先によって異なることもあります。
ご利用の航空会社の搭乗手続きの締め切り時間を、あらかじめ確認しておきましょう。
主な航空会社の国際線チェックイン締め切り時間は以下のとおりです。
航空会社 | 国際線チェックイン締め切り時間 |
---|---|
ANA JAL | 60分前(羽田空港は40分前) |
ユナイテッド航空 デルタ航空 アメリカン航空 ハワイアン航空 | 60分前(※アメリカ行きの便は注意) |
チャイナエアライン | 40分前 |
大韓航空 | 40分前 |
アシアナ航空 | 40分前 |
キャセイパシフィック航空 | 50分前(カウンターは40分前) |
シンガポール航空 | 40分前 |
エアアジア | 60分前 |
タイ航空 | 40分前 |
ブリティッシュ・エアウェイズ | 60分前 |
エールフランス | 60分前 |
ルフトハンザ航空 | 60分前 |
ジェットスター | 45分前(B787型機の場合は60分前) |
ピーチ | 50分前 |
バニラエア | 50分前 |
※米国国土安全保障省(DHS)の要請により、アメリカ行きの便で保安検査が強化されています。通常の保安検査に加えて、搭乗口で追加保安検査が実施されることがあります。そのため航空会社では、アメリカ行きを利用する方には『3時間前の空港到着』を推奨しています。
LCCは締め切り時間が50分前に設定されていることが多いですが、ANAやJALなどのフルサービスキャリアに比べ時間に厳格とされています。
つまりLCCは、チェックインの締め切り時間をすぎると、容赦なく搭乗拒否されることが多いということです。(大手の航空会社は状況にもよりますが、締め切り時間を超えてもセーフなこともあります。)
またLCCの専用ターミナルは、駅や駐車場から遠い場所にあることも多いです。LCCではじめて海外に行く方は、当日焦ることがないよう、手続き内容やターミナルの場所など事前によく確認しておきましょう!
チェックインカウンターの列に並んでいる中で、締め切り時間がせまってきた場合は、手を上げて係員にご利用便名を知らせてくださいね!
国際線に乗る場合の空港での流れ
「空港に着いたらどこに行けばいいの?空港での手続きの流れがわからない!」という方のために、国際線の飛行機に乗るための空港での手続きを、流れに沿って順にご紹介していきます。
- 空港到着
- 搭乗手続き(チェックイン)
- 保安検査場
- 出国審査
- 搭乗口へ
それでは順に説明していきますね♪
1.空港到着
電車やバス、車で空港に到着したら、まずは国際線ターミナルの出発ロビーへ向かいましょう。
利用する空港、航空会社によってターミナルが異なることがありますので、ご注意ください。
以下に、各空港のターミナル、チャックインカウンターを調べられるURLを載せておりますので、確認したい方はURLから飛んでみてくださいね!
駅や駐車場、バス停車場所から空港の出発ロビーまでは大体5分〜10分です。空港の大きさによっても変わりますので、事前に空港HPのフロアマップなどでご確認ください。
2.搭乗手続き(チェックイン)
搭乗手続き(チェックイン)をするため、まずは出発ロビーにある航空会社のチェックインカウンターへ向かいましょう!
※Webチェックインがお済みでお預けの荷物がない場合は、カウンターへ立ち寄る必要はありません
ここでは
- チェックイン(座席指定やパスポート情報の登録、その便に乗るという意思表示)
- 手荷物のお預け
を行います。
チェックインカウンターのオープン時間は、『大体2〜3時間前(航空会社や便によって異なります)』です。
外貨への両替や、Wi-Fiルーターのレンタルなど、空港でやるべきコトがある方は、チェックイン後、もしくはカウンターがオープンするまで時間に余裕があれば、チェックイン前のタイミングで行いましょう!(両替所は保安検査・出国審査後を通った後にもあります。)
使用方法がわからない方は、お近くの係員に聞きながらトライしてみてくださいね。
Webチェックインとは
Webチェックインとは、出発の約24時間前(航空会社によって異なります)からパソコンやスマートフォンで、座席指定や搭乗手続きができるサービスです。
あらかじめWebチェックインをすることで、旅行当日はカウンターで手荷物を預けるだけなので、手続きがスムーズになり、また預ける荷物がない場合はカウンターに立ち寄ることなく保安検査場に行くことができます。
3.保安検査場
チェックイン後は、保安検査(セキュリティーチェック)場で、手荷物の検査とボディーチェックを受けましょう!
保安検査に関して、詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
ゲートエリアにもレストランや免税店などがたくさんあり、かなり楽しめますよ。
4.出国審査
保安検査場を通過すると、出国審査を受けることになります。
パスポートと搭乗券を手元に用意した状態で、列に並びましょう。(日本国籍の場合、日本の出入国カードは不要)
自動化ゲートのすすめ
成田空港(第3ターミナルを除く)・羽田空港・中部空港・関西空港には出入国審査場に自動化ゲートが設置されています。
出国審査場が混雑しているときでも、スピーディーに手続きができるため、国際線の利用頻度が高い方にはとてもおすすめですよ!
ご利用には事前登録が必要ですので、詳しくは以下の記事をご覧ください(^^)
航空会社ラウンジもこのゲートエリアにあることがほとんどです。うっかり乗り遅れることがないよう、時間に十分注意しましょう。 出国審査後は、出発時刻の約30分前までに搭乗口へ向かいましょう。 国際線の搭乗開始時刻と搭乗締め切り時間は、国内線より早いので注意しましょう! 搭乗締め切り時間は各航空会社によって異なりますが、『出発時刻の10分〜15分前』がほとんどです。それより早く設定されていることもありますので、ご利用予定の航空会社HPでご確認ください。 長時間のフライトの場合、わたしは搭乗が開始するまでのこのタイミング(出発の約30分前まで)で機内用ソックスに履き替えたり、化粧を落としてスキンケアをしたり手元の荷物を整理するなど、スムーズに搭乗、かつ機内で快適に過ごせるよう準備をしていますよ♪ 電車の遅れや、バスや車の場合は渋滞などで「チェックインの締め切り時間に間に合わそうにない!」ということもありますよね。 そんなトラブル時の対処法は・・・? 海外旅行ツアー参加の場合と航空券のみの場合にわけてご案内しましょう。 海外旅行ツアーに参加する場合で、設定された集合時間に間に合わないなどのトラブル時は、旅行会社へまず連絡をしましょう! あらかじめ旅行会社から受け取っている最終旅行日程表に記載された連絡先へ連絡をし、ご自身の状況を伝え、旅行会社からの指示を仰ぎましょう。 ツアー参加でない方で、チェックイン締め切り時間までに到着できそうにない場合は、まず航空会社へ連絡をして以下の内容を伝えましょう! ご利用予定の航空会社の連絡先をあらかじめメモしておくと、万が一のときに便利ですよ。 航空会社のチェックイン締め切り時間は大体60分前です。この時間をすぎると、搭乗拒否されることも・・・! 当日の空港の状況は行ってみないとわかりませんので、個人的には3時間ほど前の空港到着をおすすめします。 国際線は、国内線と比べ1日に飛んでいる便数も少なく、航空券代も高いため乗り遅れると大変です。 せっかくの楽しい海外旅行。 どうしても遅れそうな場合の対処法も頭の片隅において、万が一の場合にも備えておきましょう!5.搭乗口へ
空港に間に合いそうにない場合は?
ツアーの場合
航空券のみの場合
まとめ
乗り遅れて台無しにしないよう、なるべく時間に余裕をもって、よいスタートを切りましょう!