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カイロは機内持ち込みできる?カイロを飛行機に持ち込む・預け入れるときの注意点

冬に海外旅行へ行くときや、日本が暖かい時期に寒い場所へ旅行に行くときには、体調管理が気になるところです。

「使い捨てカイロって機内持ち込みできるの?」
「飛行機内で冷えて風邪ひかないように、カイロを持っていきたい」
「貼るカイロを貼ったまま、保安検査場に行ってもいいの?」

など不安になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?

寒さ対策を怠ってしまったばかりに、移動中に風邪をひいたら、楽しい旅行が台なしですよね(^^;)

でもカイロを飛行機に持ち込む場合は、ポイントさえ押さえれば大丈夫です!

使い捨てカイロのほかにも、最近人気がある充電式カイロやオイルカイロについても触れていきますよ。

それではカイロを飛行機に持ち込む場合、預け入れる場合の注意点を徹底解説していきます!

カイロは機内持ち込みできるのか?

防寒対策には欠かせないアイテムがカイロ。

機内でも窓側の席は意外と冷えることがあるので、カイロがあれば安心ですよね。

ただしカイロの機内持ち込みは、カイロの種類によって異なるため、注意しましょう。

  1. 使い捨てカイロ
  2. 充電式カイロ
  3. オイル式カイロ

ではカンタンに解説していきます。

使い捨てカイロは機内持ち込み可能

まず一般的な使い捨てカイロについて、お伝えしていきます。

使い捨てカイロ
  • 機内持ち込み:可能
  • 預け入れ:可能

衣類や靴に貼るタイプのカイロも、もちろん機内持ち込み・預け入れともにOKですよ!

機内でカイロを使いたい方は手荷物に、旅行先でカイロを使う予定がある場合は預け入れにいれておけば大丈夫。

金属探知機に反応する可能性あり

金属探知機

ただしちょっと注意しなければならないことがあります!

実は、使い捨てカイロは手荷物検査の金属探知機に反応することがあります。

使い捨てカイロの主な成分を、ご存知でしょうか?

カイロは中身の半分以上が鉄の粉でできており、この鉄の粉が金属探知機に反応してしまうことがあるのです。

必ずしも常に反応するとは限りませんが、使い捨てカイロは手荷物に入れて機内に持ち込みましょう。

貼るカイロは、保安検査場を通過してから使用するのがベスト

衣類や靴に貼るタイプのカイロは、貼ったまま保安検査場に行くと、金属探知機で引っ掛かる可能性があります。

たしかに冬の海外旅行では、衣類がかさ張って荷物が増えてしまいがちなので、少しでも荷物を少なくしたいものです。

手っ取り早く、衣類にカイロを貼ってなるべく薄着で身軽に海外旅行へ出かけたいところ。

それなのに予定外に金属探知機で引っ掛かったりして、かつカイロがすぐに剥がせないような位置に貼ってあったとしたら、困っちゃいますよね・・・

triko
貼るカイロを機内持ち込みして使用したい場合には、保安検査場を通過してから貼るようにしましょう。

充電式カイロは機内持ち込み可能

充電式カイロは、機内持ち込みができます。

充電式カイロ
  • 機内持ち込み:可能
  • 預け入れ:△

日頃から充電式の電気カイロを愛用している方もいらっしゃると思いますので、機内持ち込みができると安心ですね。

ところで充電式カイロには、2種類あることをご存知でしょうか?。

1つは乾電池タイプで、もう1つはスマホのように本体にリチウムイオン電池を内蔵しているタイプです。

基本的に乾電池タイプは、機内持ち込み・預け入れともに可能。

しかしリチウムイオン電池が内蔵されているタイプは、機内持ち込み・預け入れに関しては注意しなければなりません。

充電式カイロは、使い捨てカイロのように廃棄物が出ないこと、LEDライト&スマホ用のモバイルバッテリー機能付きの充電式カイロがあることから、最近人気があります。

預け入れにいれるときには、十分に気を付けましょう。

リチウムイオン電池タイプのカイロには要注意

スマホのようにリチウムイオン電池を内蔵しているタイプの充電式カイロは、預け入れができないものがあります。

  • 「ワット時定格量160Wh以下」:機内持ち込み・預け入れともに可能。
  • 「ワット時定格量160Wh以上」:機内持ち込みは可能・預け入れは不可。

お手持ちに充電式カイロのワット時定格量をしっかりチェックしてください。

triko
充電式のカイロで、ワット時定格量160Wh以上のものは存在しないと思いますので、充電式カイロも機内持ち込み・預け入れもどちらも可能だと思っていたも大丈夫でしょう!

リチウムイオン電池のことが気になる方は、モバイルバッテリーの記事も参考にしてみてください。

モバイルバッテリーで充電中のスマホとPC

モバイルバッテリーの飛行機への機内持ち込み制限は、容量に注意!

2023-01-02

オイル式カイロは、機内持ち込み制限あり

オイル式カイロとは、オイルを充填して使うカイロ。

冬の登山やスキーなどのアウトドアを楽しむ方にとっては、寒い場所で暖をとるためのおなじみのアイテムですよね。

しかし海外にオイル式カイロを持っていくには、注意が必要です。

オイル式カイロ
  • 機内持ち込み:不可
  • 預け入れ:不可

というのもオイル式カイロは、引火性物質であるオイル(ベンジン)が入っているので、危険物とみなされるからです。

ただどうしてもオイル式カイロを、海外に持っていきたい方は、中身の燃料をすべて捨てたあと、一度容器をしっかりと洗浄しましょう。

そして必ず内綿(火口内にあるプラチナ触媒)を取り除いて、容器だけの状態にすれば、機内持ち込みは可能とは言われています。

その場合、中身の燃料は現地で調達して、使用するようにしましょう。

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場合によっては、使用していなくても危険物とみなされてしまうこともあります。

その場合は、保安検査場で没収されてしまうので、没収される可能性があることも念頭において、持っていくようにしてくださいね。

カイロの機内持ち込みが心配な場合は、各航空会社に問い合わせる

いずれにしても、このカイロは機内持ち込みしてよいのか心配になったら、利用する航空会社に問い合わせることをおすすめします。

保安検査場でトラブルにならないようにするためにも、事前にきちんと必要なことは尋ね、対処しておきましょう。

現地への入国審査や出国手続きに要注意

現地の入国審査や出国手続きの際には、カイロが引っ掛かることもあります。

とくに入国審査のときには念のため貼るカイロは取り外しておきましょう。

手荷物に入れて、機内で使用するようにしてください。

以前に比べて、日本の使い捨てカイロは海外でも販売されるようになってきていますので、保安検査場で引っ掛かりにくくなりました。

しかしそうはいっても、国によってはまだカイロの存在を知らないところもありますので、気を付けましょう。

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「カイロ」を英語で何ていう?

保安検査場で聞かれたら、答えられるようにしましょう。Heat pad(カイロ)、Disposable heat pack(使い捨てカイロ)

まとめ

今回の記事では、海外旅行にカイロを機内持ち込み・預け入れするときの注意点について、ご説明してきました。

もう一度、カイロを持ち込むときのポイントをおさらいしてみましょう。

  • 使い捨てカイロは機内持ち込み・預け入れともに可能である。
  • 貼るタイプのカイロは保安検査場を通過してから、使用する。
  • 「ワット時定格量160Wh以上」のリチウムイオン電池が内蔵された充電式カイロは、機内持ち込みする。
  • オイル式カイロは機内持ち込み・預け入れともにできない。
  • カイロの持ち込みについて迷ったときには、各航空会社に問い合わせる。

寒い時期の海外旅行には必須のカイロ。カイロの種類によって、機内持ち込み・預け入れに制限がある場合もありますので、ポイントを押さえて使用するようにしましょう!

ADVISORこの記事を監修した人

Asumi

元ANA客室乗務員。高知県出身。
大学在学中に友人とバックパックでヨーロッパ一周など、これまで仕事を含め、旅した国は25ヵ国。結婚後1年間は沖縄の石垣島で過ごし、3児の母。
元客室乗務員としてのホスピタリティと、その豊富な旅行経験をもとに、トリップアテンダントでライター・監修者として活動。

Yahoo! JAPANでも取り上げていただきました! → 【有名人の大好き!無印良品】トラベルYouTuber・Asumiさんの「元CA視点のトラベルグッズ」

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使い捨てカイロ