「国際線で、預け入れ荷物に液体を入れるときのルールは?」
「海外旅行のお土産にワインや化粧品を預け荷物に入れて、持って帰りたい。」
実は国際線で液体物を預け入れ荷物に入れる場合は、機内持ち込みに比べて、制限はそれほど厳しくありません。
いきなりですが、こんにちは!
国内航空会社で6年間国内線・国際線を乗務していましたYoshimiと申します(^^)
プライベートでも旅行が大好きで、3日休みがあると海外旅行に行っていました。
私はお酒が大好きで、海外旅行先ではビールやワインを買い、預け入れ荷物のスーツケースに入れてよく持ち帰っていました。
ですので、預け入れ荷物の液体ルールについてはお任せください!(^^)
今回は、海外旅行で液体物を持ち運ぶために、国際線預け入れ荷物の液体物のルールをご紹介したいと思います!
目次
【国際線】預け入れ荷物に液体物を入れるときのルールは?
まず水やお茶などのペットボトルを、スーツケースに入れて預ける場合は、とくに制限がありません。
国際線で、預け入れ荷物に液体物を入れる場合、制限があるものは以下の3つです。
- アルコール性飲料
- 化粧品類
- 危険物
それぞれを詳しく見ていきましょう!
アルコール性飲料
国際線でアルコールを預け入れ荷物に入れる場合、お店で販売されている容器に入っていなければいけません。
自分で水筒などに移しかえたものは、NGということですね。
またウォッカやジン、ラムなどのアルコール度が24%を超え、70%以下の液体は、一人あたり5Lまでしか預け入れができないという制限があります。
海外旅行中にお土産としてアルコール飲料を購入し、スーツケースにの中に入れて、預け入れる場合は、注意が必要です!
化粧品類
ヘアケア用品、スキンケア用品、香水、アロマオイル、コンタクト洗浄液などは、すべてこの化粧品類に分類されます。
また肌や髪につけられる化粧品のスプレーも、液体類に分類されますので、以下の預け入れ荷物のルールが適用されます。
国際線の預け入れ荷物に化粧品類をいれる場合のルールが、こちらです。
- 1つの容器が0.5kgもしくは0.5L以下
- 1人あたり2kg、もしくは2L
危険物
爆発の恐れがあるもの、燃えやすいもの、有害物質などの危険物は、預け入れ荷物にいれることができません。
液体類で危険物に当たる身近なものだと、オイルライターやライターの燃料などです。
またアルコール度が70%を超えるアルコール性飲料も危険物のため、預け入れ荷物に入れることはできません。
【国際線】預け入れ荷物に液体物を入れるときの注意点
国際線で、預け入れ荷物に液体物を入れるときの注意点は2つあります。
- 預け入れ荷物の重量制限
- 免税範囲
どちらも場合によっては、追加でお金を払わないといけない可能性もありますので、よくチェックしておきましょう!
預け入れ荷物の重量制限
液体物を預け入れ荷物に入れる場合は、各航空会社が決めているサイズ・重量に収まっていることが大前提となります。
何キロも超えていたら超過料金を取られますからね…(><)
ANAやJALの国際線では、無料で預け入れできる荷物の重さが、23kgまでとなっています。
出発前に利用する航空会社の規定を確認しておきましょう!
免税範囲
海外旅行で酒類と香水を購入し、預け入れ荷物に入れる場合には免税範囲にも注意が必要です。免税範囲は、以下の通りです。
- 酒類:3本、1本760mlのもの
- 香水:2オンス
ここで、「じゃあ350mlや500mlのビールは何本までOKなの?」という疑問が出てくると思います。
酒類は760mlまであれば3本までOKなので、合計で2,280mlまでなら免税範囲ということになります。
免税範囲を超えたら日本到着時に税関で申告が必要になり、追加の税金を支払う必要があります。
お気をつけくださいね!
預け入れ荷物で液漏れしないためのパッキング術
預け入れ荷物に液体を入れると、スーツケースを雑に扱われたことなどが原因で、液体の瓶が割れてしまったり、液体が漏れてしまったりすることがあります。
ですので、預け入れ荷物内での液漏れを防ぐには、液体物をビニール袋に入れ、タオルや衣服などの布製品で保護することが重要です!
また、あまりにスーツケースの中をいっぱいにしすぎると、圧力で液体を入れている容器が破損することがあります。
実際に、私は海外旅行のお土産に缶ビールを買って、スーツケースに入れていましたが、ぎゅうぎゅうにしすぎていたのか、帰国してスーツケースを開けてみると、液漏れしていたことがあります(>_<)
皆さんもお気を付けください!
【国際線】液体の機内持ち込み制限がある
国際線で液体を機内持ち込みする場合は、厳しいルールがあります。
液体量の制限だけでなく、パッキングの方法も決められています。
- 液体物はそれぞれ100ml以下の容器に入れる(内容量が100ml以下でも、容器の容量が100mlを超える場合は不可)
- 液体の入った容器は、すべてジッパー付きの透明プラスチック製袋の中に入れる
- 袋のサイズは縦横の合計が40cm以下で、容量1L以下
- ひとり1袋まで持ち込み可能
液体の機内持ち込みについて、詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください!
国際線での液体物の預け入れまとめ
今回は、国際線の預け入れ荷物に液体物を入れる場合の、ルールや注意点についてご紹介しました。
もう一度ポイントをまとめます!
- アルコール性飲料と化粧品類は容器、量の制限がある。
- 預け入れ荷物に危険物を入れることはできない。
- 預け入れ荷物の重量制限に注意する。
- 酒類、香水は免税範囲を超えないようにする。
- パッキングの際にはビニール袋に液体物を入れて、布製品でくるむ。
以上のルールや注意点を守れば、国際線では預け入れ荷物(スーツケース)に、液体物を入れることができます。
海外旅行の際は、液体物の機内持ち込みのルールが厳しいので、持ち運びたい液体物は預け入れ荷物に入れるようにしましょう(^^)