「国際線の乗り継ぎ時間って、どれくらいみておいたら安心?」
「初めての海外旅行で、乗り継ぎ時間や乗り継ぎする場合に注意した方がいいことを知りたい。」
そんなあなたに向けて書いております。
国際線の乗り継ぎ便を利用して海外に行く場合、注意しなければならないのが『乗り継ぎ時間』です。
とくに海外の空港は規模が大きいところも多く、空港内の移動にやたらと時間がかかる場合があります。
「言葉も勝手も違う外国で、万が一飛行機が遅れたらどうしよう・・・」
そう考えるだけで、とても不安ですよね?
そこで今回は、国際線の乗り継ぎ便に、海外在住で過去何十回も乗った経験のある、トリップアテンダント編集部の佐藤が、
- 国際線の乗り継ぎ時間の目安
- 国際線の乗り継ぎ便を利用する際の注意点
- 万が一乗り遅れた場合の対処法
などを、はじめて国際線の乗り継ぎ便を利用する人にも分かりやすいよう、ひとつずつ丁寧に説明していきます。
この記事を最後まで読めば、旅行当日は乗り継ぎ時間を心配することなく、余裕を持ってフライトを楽しむことができるはずですよ(^^)
目次
国際線の乗り継ぎ時間の目安は、最低2時間、余裕をみて3時間!
結論からいうと、国際線の乗り継ぎ便を利用する場合は最低でも2時間、余裕を持って3時間はみておくことをオススメします!
なぜなら飛行機は、その日の天候や急なトラブルが原因で、到着時間が大幅に遅れることがあるからです。
また空港によってはターミナル内がかなり広く、シャトルバスやモノレールなどで移動しなければならない空港もあります。
さらに乗り継ぎ地でセキュリティチェックを受けなければなりません。
また荷物の預け直しが必要なケースもありますので、乗り継ぎ時間の目安は最低でも2時間、余裕を持って3時間みておくと、当日は安心して動くことができますよ(^^)
ミニマムコネクティングタイム(MCT)とは?
同じ旅行会社または航空会社で、国際線の飛行機の乗り継ぎ便を予約した場合、チケットは「ミニマムコネクティングタイム(MCT)」をクリアしたもののみが発券されます。
ミニマムコネクティングタイム(MCT)とは、『各航空会社によって設定された乗り継ぎ時に必要な最短時間』のことを指していて、利用する空港や航空会社によってこの設定時間は変わってきます。
言い換えると、「これくらいの乗り継ぎ時間があれば問題ない」と航空会社が判断する基準になる時間ですので、もし飛行機が遅れて、乗り継ぎ便に乗れなくなった場合でも、すべての責任を航空会社が負ってくれるのです。
つまり飛行機が遅れた場合の別便の手配やホテルの手配などは、すべて航空会社が補償してくれますので、ちょっと安心できますよね?(^^)
ただしこの補償を受けるためには、同じ旅行会社または航空会社でチケットを予約する必要があります。
個人で別々の航空会社のチケットを予約した場合は、乗り継ぎ保証を受けられませんので、その点は十分注意してくださいね。
さらに詳しい内容は、記事の後半でご説明していきます(^^)
アメリカでの乗り継ぎ時間は、最低4時間みたほうがいい
ここまでで、国際線の乗り継ぎ便を利用する場合は最低でも2時間、余裕を持って3時間はみておくようオススメしましたが、アメリカでの乗り継ぎに関しては最低4時間みたほうがいいです。
なぜならアメリカでは、国際線の乗り継ぎをするだけでも入国審査や税関審査を受ける必要があり、それにある程度の時間がかかると予想されるからです。
またロサンゼルスやシアトルなどの巨大ターミナルでは、終日多くの利用客で混雑していますし、空港内がとても広いので移動にかなりの時間がかかることも報告されています。
こうした点を考えると、アメリカで乗り継ぎをする場合は余裕を持って最低4時間はみておいた方が安心といえます!
国際線の乗り継ぎ便を利用する際の注意点
国際線の乗り継ぎ便を利用する場合、以下の3つの場面でそれぞれ確認しておきたいポイントがあります。
- 予約時
- 最初の便のチェックイン時
- 乗り継ぎの空港
乗り継ぎ時間の目安を含め、乗り継ぎに不安を感じている人はぜひ参考にしてみてください!
それぞれ順番に説明していきますね(^^)
予約時に注意すべきこと
旅行会社を通してチケットを予約する場合は、旅行会社の方で乗り継ぎ時間に余裕のある便を用意してくれるので心配ありませんが、個人でチケットを予約する場合は注意が必要です。
繰り返しになりますが、国際線の乗り継ぎ時間の目安は、最低でも2時間できれば3時間みておくことをオススメします。
乗り換え時間ギリギリのものを選んでしまうなら、飛行機の到着が遅れた場合、乗り遅れる可能性が高くなります。
また自分で別々の航空会社のチケットを予約した場合、飛行機の遅延時の補償は受けられませんので、この点も十分注意しておきましょう!
そういう理由で、海外旅行初心者の人は旅行会社を通して、チケットを予約することをオススメします。
もし個人でチケットを予約する場合は、乗り継ぎ時間に十分余裕のある便を選ぶことを忘れないでくださいね!
最初の便のチェックイン時に確認すべきこと
旅行当日、最初の便のチェックインをする時に、『乗り継ぎ用のチケットをいつもらうか』を、必ず確認しましょう!
同じ航空会社でチケットを予約した場合は、出発空港のチェックインカウンターで目的地までのチケットがもらえます。
出発空港で乗り継ぎ便のチケットをもらえなかった場合は、乗り継ぎ地で自分の乗る飛行機の乗り継ぎカウンターに行きましょう。そこで改めてチェックインをする必要があります。
また乗り継ぎ地で荷物の預け直しが必要かどうかも、忘れずに確認してくださいね。
乗り継ぎの場合の預け入れ荷物に関する詳しい情報は、以下の記事をご覧ください!
乗り継ぎの空港で注意すべきこと
乗り継ぎの空港に到着したら、まずは「Transfer / Connection Flights(乗り継ぎ)」の案内板を目指して移動しましょう。
荷物を預けなおす必要がある場合は、入国審査後に荷物を受け取ってから荷物のチェックをし、航空会社のチェックインカウンターへ行ってくださいね!
乗り継ぎ地に到着したら、忘れずに自分の時計を現地時間に合わせましょう!
これを忘れてしまうと、時差が生じて飛行機に乗り遅れる可能性もありますので要注意です。
万が一乗り継ぎ便に乗り遅れたら
「急な飛行機トラブルで乗り継ぎ便に乗れない!どうしたらいいの?」
そんなことは考えたくもありませんが、海外旅行中はそんな状況に遭遇してしまう可能性もゼロではありませんよね?
続く記事では、「万が一乗り継ぎ便に乗り遅れた場合の対処法」を詳しく説明していきますので、落ち着いて、次の対処法を実践してみてください。
旅行会社を通して予約した場合
旅行会社を通してチケットを予約した場合は、利用した航空会社のカウンターに行き、すぐに振替便の手配をお願いしましょう。
「え?その分のお金は誰が払うの?」と心配されたあなた。ご安心してください!
旅行会社を通してツアーや飛行機のチケットを予約した場合は、なんらかのトラブルで飛行機が遅れても、航空会社がすべての補償をしてくれるのです。
必要な場合は宿泊ホテルの手配もしてもらえますので、なんだかちょっと安心できますよね!
どのような内容の補償をしてもらえるのかは、航空会社によって異なりますので、航空会社のカウンターに直接行ってスタッフに確認してみてください。
個人で予約をした場合
個人で別々の航空会社のチケットを予約した場合は、残念ながら乗り継ぎ保証の対象外となりますので、もう一度チケットを買いなおす必要があります。
航空会社のカウンターに直接行って、再度チケットを購入しましょう。
LCCチケット(格安航空券)を購入した場合
LCCチケット(格安航空券)を購入した場合も、乗り継ぎ保証を受けられないケースがほとんどです。
ただし乗り継ぎ保証を受けられるケースも中にはありますので、とりあえず航空会社のカウンターに行ってスタッフに確認してみましょう!
もし保証がない場合は、改めてチケットを買いなおす必要があります。
格安航空券は、基本的に変更や払い戻しができないゆえの低価格設定になっています。
もし利用する場合は、遅延が発生しても大丈夫なように、乗り継ぎ時間に十分な余裕を持って購入することをオススメします!
国際線の乗り継ぎ時間まとめ
いかがでしたか?
国際線の乗り継ぎ時間の目安は、最低でも2時間、余裕をみて3時間は取っておきましょう!
旅行会社を通してツアーや飛行機のチケットを予約するなら、万が一飛行機が遅れても、航空会社がすべての補償をしてくれるので安心です(^^)
個人で別々の航空会社のチケットを予約した場合、乗り継ぎ補償は対象外となりますので、予約する際は乗り継ぎ時間に十分余裕のある便を予約してくださいね!
以上の点を頭に入れて、旅行当日は素敵なフライトをどうぞお楽しみください♪
詳しい申請の仕方は、本サイト「実際に失敗経験のある筆者が教える!アメリカ入国に必要なESTA申請方法」の記事をご覧ください。