旅行先にはさみ1つあれば、購入した服のタグも切れるし、小さい眉バサミだとお手入れにも使えるし、何かと便利ですよね!
でも飛行機は持ち込み制限も厳しいので、「そもそも機内にハサミは持ち込めるの?」と疑問に思いませんか?
実はちゃんと規制さえ守れば、ハサミは持ち込めるんです!
今回は実際に飛行機にハサミを持ち込んだことのある、また没収された経験のある(笑)、編集部の米田が、実体験をもとに以下の悩みを解決します(^^)
- 飛行機にハサミを持ち込むにはどうすればいいのか
- ハサミの持ち込み方、注意点
- 機内でのハサミの利用方法
目次
飛行機には刃物の持ち込みに制限がある
航空法では、爆発物のおそれがあるもの、他人に危害を加えたり、物を損傷する可能性があるものは危険物となり、機内への持ち込みを禁止しています。
刃物類などは、飛行機の中でハイジャックやテロの凶器として使われるおそれがあるので、機内持ち込み手荷物に制限がかかってしまいます。
ハサミがその中の1つです。
物によっては、機内持ち込みはできないものの、預け入れ手荷物だと持ち込めるものもありますよ。
法律違反であり、50万円以下の罰金が課せられます。
機内に持ち込めるハサミの規定とは?
せっかく持ってきたハサミを没収されるのも悲しいですよね。
愛用しているハサミだったら、なおさらです・・・!
でもこれを読めば大丈夫です!
規定範囲内のハサミなら没収される心配がなく機内に持ち込めるので、ぜひ参考にしてみてください。
小さいハサミ「刃体が6cm以下」なら持ち込みができる
化粧用の眉バサミや、携帯用の裁縫セットなどの小さなハサミは持ち込むことができます。
しかし小さくても、刃体が6cmを超えると持ち込みはできません!
刃体とは「支点(ネジなどのつなぎ目)」から刃先の先端までです。
ふつうのサイズのハサミは持ち込み不可ということです。もちろん受託手荷物なら預けられますよ(^^)
小さくても刃物が尖っていたら持ち込みができない?
持ち込めるかの判断は、その航空や検査する人の基準によっても変わるときがあり、刃体が6cm以下の小さなハサミでも先が尖っていたら没収される可能性もあります。
手荷物検査のときにハサミを持ち込む方法
どきどきする手荷物検査。
「手荷物検査のときに、ハサミを持ち込む場合はどうしたらいいの?」
手荷物検査は、保安検査場でトレーの上に荷物や携帯などを置いてX線検査をしますよね。
化粧ポーチなどにハサミをいれている場合は、カバンから化粧ポーチを出してトレーに置きましょう。
鞄の中から取り出して、検査してもらいやすくするのがポイントですよ。
機内に持ち込めないハサミや刃物などを預ける場合は?
受託手荷物を預け終わった後に、ついうっかり手荷物の中に、「機内に持ち込めないハサミや刃物を持ってきてしまった・・・!」または手荷物検査で引っかかり気づくなんてこともありますよね。
そんなとき「どうしたらいいんだろう・・・」と焦ってしまうこともありますが、落ち着いて以下の対処を行えば大丈夫です!
放棄箱に放棄する
検査場で引っかかってしまったけど、「預ける時間もないし、別に捨ててもいいかな。」というものは残念ですが破棄しましょう。
わたしは100円均一で買ったはさみなどが引っかかってしまった時は、諦めて破棄してしまったことがあります・・・。※ただし、放棄箱に入らないものを破棄する場合は、別途でお金がかかる場合があるので注意が必要です。
もう一度受託手荷物として預ける
これは時間に余裕がある方のみに限りますが、手荷物検査に引っかかってしまった場合、もう一度受託手荷物のチェックインカウンターへ戻って、荷物を預けることが可能なんです!
またカウンターに戻って並ぶ手間などはありますが、最初に預けた荷物とあわせて、規定の重さや大きさ個数が範囲内であれば無料で預けることができます!
- 受託手荷物の数に制限があり一人あたり2個までとなっているが、1個しか預けていない。(航空会社によって異なる)
- 25kgまでの重量で24kgしか預けていない。(1kgまで無料)
時間がぎりぎり、またはカウンターがもう締まりそうな時間なのにまた引き返してしまうと、「飛行機に間に合わない・・・!」と急ぐことになってしまったり、飛行機に乗り遅れたらせっかくの旅行も台無しですし元も子もありませんよね!
ご自身が利用する航空会社のカウンターの締切時間は頭に入れておきましょう!
手荷物カウンターへ一時的に預ける
各空港の手荷物カウンターで、一時的に荷物を預かりすることが可能です。大事なハサミなら預けてもいいかもしれませんね。
預かれるものや、保管期間、費用などは、航空会社によってそれぞれ違うので、確認してみてくださいね。
長期間の旅行に行く場合は、お値段も高くついてしまうし、旅行先で利用したいものなら受託手荷物で預けたほうがいいです。
しかし旅行で転々としていて、次に行く旅行先で不要なお土産や物などを預けて、自分の荷物を減らしたいという方は、一時カウンターで預けると荷物が減って楽ですよね!
機内でハサミは利用できるのか?
機内でハサミを使用したい場合は、いつなら利用できるのか?
ハサミはいつでも利用することが可能です。
機内で飲み物がいつも飲めるのと一緒で、規定範囲内で持ち込めたハサミもいつでも利用することができます。
ただし眉毛などのお手入れとして利用する場合などは、飛行機が揺れる可能性があるため十分と気を付けましょう。
また周りの人にも危害を加えないように飛行機が安定しているのを確認してから行うといいです。
まとめ
飛行機の規制は、ややこしくて頭を悩まされがちですが、事前にルールを知っておくと安心ですね。
ハサミを機内に持ち込む際は、「刃体が6cm以下で先が丸いもの」を持っていきましょう。
保安検査でどきどきするかもしれませんが、規定さえ守っていれば心配はいりませんよ。
また時間に余裕を持って行動することで、なにかしらのトラブルに遭ったときは対応ができます!