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子連れ海外旅行には薬の持参を忘れないで!子供用の薬を準備する時の注意点

お子さま連れでの海外旅行。
気になる持ち物のひとつに、お子さま用の薬があるのではないでしょうか?

「海外旅行に子供用の薬は持っていった方がいいの?」
「薬局の薬と病院でもらう薬と、どっちを持っていけばいい?」
「子供にはどんな種類の薬を持っていけばいいの?」

海外旅行にお子さま用の薬を持参するといっても、上記のようにさまざまな疑問を抱えているママやパパも多いのではないでしょうか。

今回は、1児の母でもある元CAの「はな」が、海外旅行にお子さま用の薬を持っていく場合のポイントを紹介します。

これを読めば、海外旅行ではお子さま用にどんな薬があると便利なのかを、一通り把握することができますよ♪

子連れ海外旅行に薬の持参が必要な理由

結論から言いますと、お子様連れでの海外旅行には、お子様用の薬を持参することを強くおすすめします。

その理由は大きく分けると、以下の4つです。

  1. 慣れない環境である海外では体調を崩しやすい
  2. 海外の薬より、日本の薬やいつも飲み慣れている薬の方が安心
  3. 言語の異なる海外で、お子様にあった薬を探すのは大変
  4. 海外の病院では処方量が日本とは異なり、お子様に合わない可能性がある

普段は元気なお子さんでも、海外旅行中は環境が変わるほか、普段は乗らない乗り物に長時間乗ることも増えるため、体調を崩しやすくなり薬が必要になる可能性が増えます。

そして万が一、体調が悪くなり、現地で薬を購入しようにも、薬のラベルはすべて外国語。薬剤師や医師に相談するとしても、外国語だと症状を説明するのも大変ですよね?

さらに海外だと体格の大きいお子様も多いため、日本とは処方量が異なる可能性もあるので、海外できちんとお子様に合った薬を見つけることは、実は簡単ではないのです。

その点、日本で購入した薬や、普段から飲み慣れている薬なら、安心してお子さまにあげることができますよね。

上記の点を踏まえると、お子さま連れでの海外旅行には、お子さま用の薬を持参するのが安心といえます(^^)

ちなみに飛行機や海外への薬の持ち込みについては、条件を満たせば持ち込むことができます。

以下の記事で詳しく記載していますので、あわせてご覧ください(^^)

持ち運ぶためにケースに入った薬

海外旅行に薬は持っていける?海外に薬を持ち込む際のポイントと注意点

2021-06-03

子供の薬はかかりつけ医に処方してもらおう

さて海外旅行には、薬を持参するのが安心ということが、お分かりいただけたと思います。

そうすると次に気になるのは、「その薬を薬局で購入するのか、病院で処方してもらうのか?」という点ではないでしょうか?

結論からいいますと、お子さま用の薬はかかりつけの病院で処方してもらうのが安心です。

なぜなら、かかりつけの病院なら、お子様のこれまでの病歴や渡航先を踏まえたうえで、お子様に合った薬を処方してもらうことができるからです。

それでは、次はかかりつけの病院で、薬を処方してもらう際に気をつけたいポイントを見ていきましょう。

かかりつけ医に、海外旅行用の子供の薬を処方してもらう時のポイント

ここからは、海外旅行に行く際、かかりつけのお医者様にお子様用の薬を処方してもらう時のポイントを紹介します!

ポイントは、以下の3点です。

  1. お子様を連れて病院を受診しよう
  2. 英文薬剤証明書をもらおう
  3. 薬の保管方法や薬の形状を確認しよう

では、さっそく順番に詳細を見てみましょう♪

お子様を連れて病院を受診しよう

病院で海外旅行に必要なお子様用の薬を処方してもらうときは、お子様を連れて病院を受診するようにしましょう。

かかりつけの医師に渡航先やお子様の普段の体調や持病などを伝えることで、お子様に必要な薬を処方してもらうことができます。

たとえば喘息の持病があるお子様なら発作止め、皮膚炎の起こりやすいお子様なら保湿剤や皮膚薬など、お子様に合った薬があれば海外旅行中も安心ですよ。

また受診当日の体調も診察してもらうことで、風邪のひき始めなどお子様の体調の変化にも海外旅行の出発前に事前に気付くことができ、早めの対応をすることができます。

英文薬剤証明をもらおう

病院で薬を処方してもらう際は、一緒に英文薬剤証明書をもらうと、さらに安心です。

英文薬剤証明書とは、英文で薬の説明がなされた書類のことです。

これを薬と一緒に、海外旅行に持っていけば、いざという時に安心です。

たとえば空港での保安検査や入国審査の際には、所持している薬の説明を求められることがあります。

また海外でお子様の体調が悪くなり、病院を受診することになった際には、服用している薬を医師に伝える必要がでてきますよね。

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英文薬剤証明書があれば、薬の内容を確実に伝えることができ、外国語で試行錯誤しながら薬の説明をする手間が省けるだけでなく、いらないトラブルを回避することにもつながりますよ!

薬の保管方法や子供が飲める形状の薬かどうか必ず確認しよう

病院で薬を処方してもらう際には、薬の保管方法や薬の種類を医師に確認するようにしましょう。

たとえば冷所保管が必要な薬をもらってしまうと、海外旅行中は保管するのが大変ですよね。

またシロップや粉薬しか飲めないお子様に、錠剤の薬が処方されてしまうと、現地でお子様に薬を飲ませるのが難しくなってしまいます。

そのため海外旅行中も、確実にご自身で保管でき、お子様も飲める形状の薬を処方してもらうようにしましょう(^^)

子連れ海外旅行に必ず持っていきたい子供用の薬と関連用品

続いては、海外旅行の際に必ず持っていくようにしたいお子様用の薬の種類や、関連用品を紹介します。

もちろん渡航先や現地での過ごし方を考慮すると、他にも必要な薬はあるかもしれません。そうした点も踏まえたうえで、お子様に必要な薬を考えるときの参考にしてみてくださいね♪

母子手帳

母子手帳には、お子様の出生児の状況や血液型、病歴、ワクチン接種歴などが記載されています。

緊急時には、こうした情報が必要になることもあるかもしれません。

母子手帳があれば、記憶があいまいでも確認することができますし、第3者が見て情報を把握することも可能です。

とくに小さなお子様のいるご家庭なら、海外旅行には母子手帳を持参しておくと安心ですよ!

体温計

案外見落としがちなのが体温計です。

海外の体温計は温度の単位が違うほか、使い勝手が悪いことがほとんどです。ちなみに日本では温度は摂氏で表示されますが、アメリカだと華氏です。

使い方が分からなかったり、単位が異なったりすると、体温を把握するのも一苦労ですよね・・・

そのため体温計は、使い慣れているものを持参するのがおすすめです。

実は機内でも熱があるかもしれないので、体温計を貸してほしいという声はよくあるんですよ。

意外にも体温計は体調管理の際、欠かせない医療関連品のひとつなんです。

解熱鎮痛剤

一般的に解熱剤の多用は勧められていませんが、鎮痛剤として役に立つことがあります。

歯の痛みや、頭痛など海外旅行中に寝られないほどの痛みが起こった場合には、あると安心ですよね。

また飛行機に乗ると、気圧の変化により耳が痛くなることがあります。

飛行機を降りた後も、耳に違和感があるようであれば病院の受診が必要ですが、それまで痛みに耐えられないときは鎮痛剤に頼ることもできます。

ちなみに私も小学校中学年くらいから頻繁に頭痛が起きていたので、旅行中も鎮痛剤は手放せませんでした。

酔い止め

海外旅行中は飛行機やバス、船など普段はあまり乗らない乗り物に長時間乗るケースが増えますよね。

普段から乗り物に酔いやすいというお子様はもちろんのこと、車ではあまり酔わないというお子様でも酔い止めはあったほうが安心です。

飛行機は左右の揺れだけでなく、上下にも揺れることがあり、天候が悪い場合にはその揺れも大きくなります。

実は機内で気分が悪くなって嘔吐されるお子様は年齢を問わず多いんですよ。

また船にも注意が必要です。大型船であれボートのような小型船であれ、船の揺れは車やバスと比較すると気持ちが悪くなりやすいです。大人でも船酔いをする人は多いので、お子様だとなおさらです。

いざという時に頼りになりますので、ぜひ酔い止めは持参してください(*^-^*)

整腸剤

海外は食文化も日本とは異なり、食べ物が合わず胃もたれしたり、下痢になったりする可能性があります。そんなとき整腸剤があると安心です。

日常でも下痢やウイルス性の胃腸炎になった時には整腸剤が処方されることは多いですよね。

浣腸

海外旅行中は時差もあり生活リズムが崩れがちです。また水や食べ物が変わることで便秘になるお子様もいらっしゃいます。

便秘になると機嫌が悪くなったり、体調の悪化にもつながったりしますので、海外旅行中にも浣腸があると安心ですよ(^^)

浣腸は薬局で購入することができます。

私は医師に勧められた容量の浣腸を、薬局で購入するようにしていますよ。

虫刺され・かゆみ止め・虫よけ

とくに虫の発生しやすい場所に行くときに気をつけたいのが、虫さされ対策です。

虫の多い屋外で過ごす時だけでなく、場合によってはホテルの部屋に虫が入ってくるといったケースもあるようです。

そんなとき虫刺されや、かゆみ止めの薬があると安心です。

小さなお子様は、虫刺されのかゆみを我慢することができず、掻いてしまい症状が悪化してしまうケースがあります。

また虫刺されの跡がなかなか治らないということにも、つながりかねないので、虫に刺されたときは早めに対処できるように、準備しておくと安心です。

また虫よけオイルなどもおすすめです。お子さまの肌に直接触れても安心なアロマなどの成分でできた製品もありますよ♪

その他

他にもあると安心な薬や医薬品関連のグッズを紹介します♪

  • おむつかぶれの薬
  • 絆創膏
  • 冷却シート
  • イオン飲料
  • 日焼け止め
  • ラッシュガード
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ここで紹介した薬の中には、水無しで服用できるタイプの薬もあります。

水無しタイプの薬なら、体調が悪くなった時にその場ですぐに飲むことができるので便利ですよ!

持病のある場合は、海外旅行出発前に医師に相談を

持病のあるお子様も海外旅行に行く前には医師に相談して、症状に合わせた必要な薬を処方してもらっておくようにしましょう。

また昔は持病があったけれど、今ではその症状が出ることはないというお子様も、念のため医師に相談して薬をもらっておくと安心です。

なぜなら環境が変化することによって、治まっていた症状が再び出てしまう可能性もあるためです。

参考までに、海外旅行出発前に医師に相談しておくと安心なお子様の持病の例を紹介します。

  • 喘息
  • 食物アレルギー
  • アトピー性皮膚炎

ちなみに私の娘は、アトピー性皮膚炎の症状がよく出ます。といってもその症状はいつも出ているわけではなく、自宅以外の場所に連泊したときによく起こります。

そのため旅行の際には、保湿剤と症状が悪化したときの軟膏薬を必ず持参するようにしていますよ(^^)

ただここで紹介したように、どんなに薬を万全に準備していたとしても、海外旅行中に病院を受診しなければならないケースが出てくることもあるかもしれません。

そんな時に備えて入っておきたいのが、『海外旅行保険』です。

では、続いて海外旅行保険について見てみましょう。

治療費は高額!必ず海外旅行保険に入ろう

海外旅行保険は事故や病気の治療費はもちろん、荷物の紛失や盗難などのトラブルに対しても補償してくれるので加入しておいたほうが安心です(^^)

たとえば治療費に関していえば、もし海外旅行保険に入っていないと、海外でかかった治療費が全額自己負担になり、かなり高額な費用を請求されることが多々あるようです。

海外での治療費は、本当に日本での治療費の比ではありません・・・

たとえば日本人に人気の「ハワイ」での治療費が以下です。

ホノルルで盲腸による手術をして、2日入院した場合、総費用は256万円。

引用:日本損害保険協会ホームページ

さすがにこの金額を支払うのは、ほとんどの方にとって厳しいですよね・・・?(>_<)

ですのでやはり海外旅行保険に加入するか、クレジットカードの付帯保険を使うことをおすすめします。

ちなみにクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険なら、旅費をクレジットカードで支払うなど、定められた要件を満たすと補償がつく「利用付帯」があります。

またクレジットカードを持っているだけで補償される「自動付帯」のクレジットカードもあります。

お分かりの通り、「自動付帯」のカードの方が便利ですので、ご自身のクレジットカードがどちらのカードかを確認する、または新しいクレジットカードに申し込むことも、検討するといいと思います!

3拍子揃ったオススメのカード

年会費無料のカードで、自動付帯、キャッシュレス診療(現地でお金を払う必要がない)の3拍子揃ったカードが、【エポスカード】です。

また年会費無料のカードで、傷害治療費用が200万円、疾病治療費用が270万円までカバーされるので、国内トップクラスの補償内容です。

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海外旅行保険に入る際には、傷害治療費や疾病治療費に対して十分な額が補償されているかどうか確認するようにしてくださいね!

また保険によっては、対象となる診療に制限がある場合もあるようです。ぜんそくは対象外だったという口コミ等ありますので、保険でカバーされる内容も確認しておくようにしましょう。

まとめ

海外旅行にお子様用の薬を持参する際のポイントを紹介しましたが、いかがでしたか?

お子様と一緒に海外旅行を楽しむためにも、必要最低限の薬を持参する必要性を感じていただけたかと思います。

海外旅行に出発前にかかりつけの医師に相談して、渡航先やお子様の体質に合った薬を処方してもらえば安心ですね。

またいざという時に備えて、海外旅行保険への加入も検討してみてくださいね(^^)

ADVISORこの記事を監修した人

Asumi

元ANA客室乗務員。高知県出身。
大学在学中に友人とバックパックでヨーロッパ一周など、これまで仕事を含め、旅した国は25ヵ国。結婚後1年間は沖縄の石垣島で過ごし、3児の母。
元客室乗務員としてのホスピタリティと、その豊富な旅行経験をもとに、トリップアテンダントでライター・監修者として活動。

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薬と子供の手