海外旅行は、最低限の英語で乗りきれます。
中学英語レベルの英文法をおさらいしておけば、簡単なコミュニケーションは問題ないでしょう。
でも・・・
「こういうとき英語でなんていうんだろう?」
「これを英語でサラッと言えたらいいのになぁ。」
という、簡単そうなのに意外と英語のフレーズが出てこない、もどかしいシチュエーションにも、海外旅行中は遭遇しますよね。
- 空港・機内
- 観光・移動
- レストラン
- ショッピング
- トラブルに遭ったとき
簡単ですが、かゆいところに手が届くような便利なフレーズばかりです。どれもネイティブも使う自然な表現なので、実用性もバッチリですよ!
まずは、空港や機内で言えると便利な英語のフレーズから見ていきましょう。
目次
空港・機内で使える便利な英語フレーズ5選
機内でトイレに行くために席を立ちたいとき、座席のテレビが故障しているとき・・・空港や機内で、サラッと英語で言えると便利な5フレーズです。
① Excuse me, may I 〜?
機内でトイレに行きたくなって、通路に出るために隣の席の人の前を横切りたいときの一言です。
本当は、『 Excuse me, may I get through to the bathroom(toilet)?(すみません、トイレにいくために通り抜けてもいいですか?)』が正しいセンテンスですが、最後まで言わなくても、通路を指差しながら『May I?』だけで十分通じます。
短くて簡単ですし、ネイティブも使うスマートな表現です。
② Can I make my connecting flight?
フライトが遅延したときに、乗り継ぎ便に間に合うかどうか聞きたいときのフレーズです。
Makeには、作るといういう意味以外にも『間に合う』という意味でよく使われます。
③ My personal TV doesn’t seem to be working.
機内での映画は、海外旅行の楽しみのひとつですよね!
ところが、この機内のテレビはよく故障します。
システムをリセットすると直ることが多いので、なんだかおかしいなと思ったら、すぐに客室乗務員を呼んで『My personal TV doesn’t seem to be working.(私の座席のテレビが、ちゃんと動いていないようなのです。)』と伝えましょう。
『My personal TV isn’t working. 』でもOKです。
『doesn’t seem to be…』のほうが、ちょっと遠回しな表現になります。
④ I’m missing my baggage.
目的地の空港で、預け荷物が出てこないことを空港スタッフに伝えるためのフレーズです。
『I miss you.(あなたがいなくて寂しい。)』というフレーズはよく知られていますが、人ではなくモノでもmissする対象になるのがおもしろいですよね。
これも、とてもネイティブっぽい表現です。
⑤ I’m here on holiday(vacation).
入国審査の定番の質問といえば、滞在目的ですよね。
『Sightseeing(観光)』という答え方だけ覚えて入国審査に臨んでいる方も多いでしょう。
でもたまに『Are you here on business?(仕事で来たのですか?)』なんていう、変化球がくることもあります。
『 Sightseeing! 』を繰り返して乗りきるのも手ですが、サラッと『I’m here on holiday(vacation).』と、休暇できていることが伝えられるとスマートです。
旅行先で『ここでなにしてるの?』と、カフェのスタッフが世間話をふってくることもたまにあります。そんなときにも、このフレーズが役立ちますよ。
空港でのチェックインや入国審査の英語について詳しく知りたい方は、下の「入国審査・空港で使う英語フレーズまとめ」もあわせて読んでみてくださいね!
観光・移動で使える便利な英語フレーズ5選
見知らぬ土地で、バスや電車に乗るのことは簡単ではありませんよね。迷って時間をムダにするより、簡単なフレーズで質問してみましょう!
ここでは、観光や移動で使える英語フレーズを5つ紹介します(^^)
① Do you know how to get to 〜?
『〇〇への行き方を知っていますか?(知ってたら教えてください。)』という意味で、人に道をたずねるときに使える便利なフレーズです。
② Does this bus go to 〜?
『このバスは〇〇に行きますか?』という意味です。バスに乗る前に、運転手に聞いてから乗ると安心です。
ちなみにロンドンのバスに乗るときは、このフレーズで行き先を確認して、運転手の近くの席に座ることをおすすめします。やさしい運転手だと、目的地に着いたときに声をかけてくれるからです。
2階建てバスの2階に座るのは、慣れたルートのバスに乗るときにしましょう。
③ Where is the nearest station(bus stop)?
『Where is the nearest 〜?』で、最寄りの〜はどこですか?と聞くことができます。
- Where is the nearest toilet(bathroom)?(最寄りのトイレはどこですか?)
- Where is the nearest supermarket?(最寄りのスーパーマーケットはどこですか?)
など、いろいろ応用がききます。
④ Are there any discounts for 〜?
美術館や博物館などでは、国際学生証を提示すれば、学生割引が受けられるところがたくさんあります。
なかには無料になることもあるので、ぜひ『Are there any discounts for students?(学生割引はありますか?)』と聞いてみましょう。
また電車のチケットなどを買うとき、『Are there any discount for group travel? (団体旅行の割引はありますか?)』と、ダメ元で聞いてみると、案外3人分まとめて買うと3人目は無料のような割引があることも!
⑤ Can(Could) you take a photo of me?
セルフィーばかりではなく、たまには観光地で自分の写真を撮ってもらいたい!というときは、このフレーズでお願いしましょう。
家族連れの観光客など、できるだけ怪しくなさそうな相手を選んでくださいね!
レストランで使える便利な英語フレーズ5選
海外旅行で最低限の英語が絶対に必要になるのが、レストランやカフェでの注文です。
でも聞かれる質問や答えは、定番のものがほとんどなので安心してください(^^)
英語のメニューが心配な方は、翻訳アプリをダウンロードしておきましょう!
海外旅行におすすめの翻訳アプリについては、以下の記事をチェックしてみてください。
① Table for 2 Please.
レストランやカフェに入って挨拶をしたあとに、自分たちが何人かを店員さんに伝えるフレーズです。
2のところは、人数にあわせて変えてくださいね。
② Eat in or Takeaway?
レストランやカフェで、お店の中で食べるか、持ち帰るかを店員さんに聞かれるフレーズです。ほかにも、次のような聞き方をされる場合があります。
- For here or To go?
- Eat in or Take out?
すべて『店内でお召し上がりですか?テイクアウトですか?』という、カフェやファーストフード店での決まり文句です。
答え方は、店内なら『Eat in/For here, please.』
テイクアウトなら『Takeaway/To go/Take out, please.』
知らないと『???』となってしまうので、これは覚えておきましょう。
イギリスでは『Takeaway』、アメリカでは『take out』を使うことが多いのですが、どの言い方でも通じますよ(^^)
③ Check/Bill please.
お会計をお願いするときの定番フレーズです。
④ What do you recommend?
メニューを見てもさっぱりわからないときに便利なのがこのフレーズ、『 What do you recommend?(おすすめは?)』です。
そうすると人気のあるメニューを教えてくれるので、『 I’ll take it!(それにします!)』と答えればOK。
食べられないものがある場合は、以下のように事前に伝えておきましょう。
- 『 I don’t like pork. (豚肉は好きではありません。)』
- 『 I’m allergic to shellfish.(貝類アレルギーです。)』
⑤ Is service included?
国によっては、レストランでチップを渡すのが習慣があります。
ただしサービスチャージがすでに請求額に含まれていれば、チップは不要です。
請求書を見てもサービスチャージが含まれているのかわからないときは、『Is service included?(サービスチャージは含まれていますか?)』と聞いてみましょう。
海外のチップの相場については、『海外旅行に行くなら知っておきたいチップの相場とマナー』の記事が参考になりますよ!
ショッピングで使える便利な英語フレーズ5選
お土産やアウトレットなど、海外旅行に行くと、買い物欲と戦うのが大変ですよね!笑
海外のかわいい雑貨などは、ウィンドウショッピングだけでも楽しい気分になります。
次はショッピングをしているときに、使える便利な英語のフレーズです。
① I’m just browsing(looking), thank you.
お店に入ると、店員さんが声をかけてくることがありますよね。それを考えると少し緊張してお店に入りづらかったり・・・(^^;)
ただ見ているだけと伝えられるので、このフレーズは便利ですよ!
Browsingは、ブラウジングと発音します。IT用語のブラウザと同じ動詞なので、割りと覚えやすいのではないでしょうか?
最後にthank youをつけるのを忘れずに(^^)
② Do you have this in a smaller(bigger) size?
『これのもっと小さい(大きい)サイズはありますか?』
洋服のショッピングをしているときに、サイズ違いの在庫を確認するためのフレーズです。
③ I don’t need a bag.
最近は、エコバッグを持ち歩くのが一般的になってきて、ショッピングバッグは有料という国が増えています。
レジで『Do you need a bag?(袋が必要ですか?)』と聞かれる場合は、有料であることが多いです。
ショッピングバッグがいらない場合は、『I don’t need a bag.』と伝えましょう。
④ May I pay by credit card?
『クレジットカードで払えますか?』という意味です。
海外では国によっては、支払いはカードのみというお店も多いのですが、小さなお店だと、カードを使うための最低金額が設定されている場合があります。
一言だけ確認してから買い物をすると安心ですね。
⑤ I’m looking for 〜.
お目当ての商品が見つからないときは、このフレーズを店員さんに伝えて手伝ってもらいましょう。
『I’m looking for a souvenir for my mother.(母へのお土産を探しています。)』というように、具体的な商品が決まっていない場合にも使えます。
トラブルに遭ったときに使える便利な英語フレーズ5選
海外旅行中に万が一、盗難に遭ったり、急病になったときにも使える英語フレーズです。
① Where is the nearest police station?
『最寄りの交番はどこですか?』
海外旅行中に盗難に遭ったときは、必ず現地の警察に被害届を出しましょう。
警察から発行される証明書(Police report)が、損害保険の申請に必要になります。
② Someone stole my wallet.
『財布を盗まれました。』
警察に被害届を出すときには、盗難であることを確実に伝えなければなりません。どこかに置き忘れた、なくした、という表現では、損害保険が適用されない場合があります。
Walletの部分を実際に盗まれたものに変えて使いましょう。
カード会社の連絡先(紛失・盗難の連絡は、通常24時間対応です)や、カード番号などは、万が一に備えてメモに控えておくと便利ですよ。
③ I’ve left my jacket in a train.
『ジャケットを電車に置き忘れてしまいました。』
バスや電車、またはレストランなどにうっかり荷物を置き忘れてしまうこともありますよね。
忘れ物として保管されていることがあるので、気づいたらすぐに問い合わせてみましょう。
④ Could you take me to the nearest hospital?
『最寄りの病院に連れて行ってください。』
海外旅行中に具合が悪くなったり、怪我をしてしまったら、タクシーの運転手やホテルのフロントにこのフレーズを伝えて病院に行きましょう。
⑤ Do you have medicines for 〜?
『〇〇に効く薬はありますか?』
〇〇の部分に、あなたの症状をあてはめましょう。
風邪などの比較的軽い症状であれば、病院に行かなくても、薬局(Pharmacy/Chemist)で市販薬を買うことができます。
- coughing(咳)
- fever(熱)
- headache(頭痛)
- soar throat(喉の痛み)
- motion sickness(乗り物酔い)
海外旅行ですぐに使える便利な英語フレーズまとめ
海外旅行ですぐにに使える便利な英語のフレーズを、5つのシーンにわけてご紹介してきました。
最近は、翻訳アプリがビックリするほど発達しているので、英語をほとんど話さなくても海外旅行を楽むことはできるでしょう。
でもとっさの一言や、ファーストフード店で注文するときなど、英語でパッと言えると本当に便利です。
『Eat in or Takeaway?』なんて、知っているとなんでもない表現ですが、知らないと答えられませんよね。私なんて、はじめてイギリスに来たときは、聞き取れもしませんでした。
今回の25フレーズは、私自身の海外旅行や、海外生活の経験、CAとして乗務中などに、実際によく耳にしたものばかりです。
ぜひ海外旅行中にサラッと言えるように、声に出して練習しておきましょう。
25フレーズも覚えられない!という方には、『最低限必要な英語10フレーズ』の記事もおすすめです。